浄化槽とは、・・・

と調べると浄化槽法に法った定義があるかもしれませんが、
ここは、私個人が知識としてのお話をさせて頂きます。

浄化槽とは、建物内の排水を浄化槽に集め、汚れた水をきれいに浄化して川などに流す装置の事を言います。





どうして、この装置が古屋などから発見される事があるのか疑問に思ったので調べてみると・・・

例えば私道だった場合、以前は下水道の設備がなかった為、浄化槽を設置していたと仮定できます。 今現在は、下水設備が家の至近距離まで整備され浄化槽を新設する住宅は少なくなったと思います。

RC（鉄筋コンクリート）

FRP（繊維強化プラスチック）

浄化槽は、建物の広さにより設置するサイズが建築基準法で定められています。　

浄化槽の種類は、RCとFRPの2種類あり、大抵は建物の隅にある場合が多いです。
解体途中で見つかる場合は、上物が撤去され基礎の撤去時や整地をしている時に
見つかる場合が多く、中には基礎の下に入っている事もあります。 　　　　　　　　　

　浄化槽の大きさは特殊な呼び方があります。

5人槽 130㎡未満に設置	7人槽 130㎡以上に設置

10人槽 2世帯住宅でキッチン・浴室が二か所ある場合

130㎡以上の広いお宅で住まわれているのが、ご夫婦の2人の場合でも設置する浄化槽は、建築基準法で定められている為7人槽となります。

建築基準法で建物面積による浄化槽の大きさを指定されている為、もっと小さいものを希望されても設置する事が出来ません。またその逆もです。

※　これは一般家庭に設置する場合なので、大きな建物やビルなどはこの値に該当しません。

撤去については、弊社の徳分野ですが、せっかくのコラムなので設置する金額も調べてみました。

浄化槽本体の価格
FRP5人槽（15万円～40万円位）
家電品と同じ様に同じ大きさでも取扱店の違い、機能や装備により価格は変動します。

浄化槽の撤去価格
一般的には、大きさと材質で価格が変わります。
ただし、撤去時に重機が入る事を想定しての所なので、手壊し撤去の場合は、価格はさらに高くなります。


一般的に見積もりにお伺いする時は、目視できる所は見積もりに計上できますが、
地中に入っている物（ガラ・二次基礎・浄化槽・井戸・その他埋設物）に付きましては、追加工事となります。

実際の工事例：神奈川県鎌倉市長谷　木造住宅瓦葺2階建て解体工事 ※　基礎撤去後、二段式のRC浄化槽が出て来ました。

浄化槽を調べているうちに、浄化槽の日（10/1）が制定されている事を知りました。
また、浄化槽の適正な維持管理のために、浄化槽法と言う規則も制定されています。

そして、環境省が浄化槽サイトと言う、HPを開設しています。


各都道府県により金額などの差はありますが、設置する場合、廃棄する場合、 助成金や貸付制度があります。
もし浄化槽でお困りのことがあれば、一度管轄の役所へ問い合わせて下さい。